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2008年4月



もくじ
 

社説
パオロ・ディ・クローチェ

特集記事:メキシコ
    国際大会とは?
    プエブラ宣言

    カルロ・ペトリーニ会長の開会・閉会挨 拶
  地域にズーム −  el comercio también es diálogo
   • メキシコからシュトゥットガルトまで

食の起源への旅 − テッラ・マードレ、サローネ・デル・グスト2008年

市場が平和の種をまく

捨ててはいけない

山の魅力

カナダのおいしい食べ物の冒険

スローフード・オン・フィルム
 




特集記事:

メキシコ



国際大会とは?

 
国際大会は、スローフードの最も重要なイベントです。そこで執行部を選任し、生物多様性の保護、テッラ・マードレのネットワークや世界中の協会の発展のため方針が決定されます。
2003年にはイタリア・ナポリで開催しました。その際、テッラ・マードレの開催を決定し、スクール・ガーデン(学校における菜園)のプロジェクトを計画しました。それから5年間後、第5回テッラ・マードレの開催時には、世界中に130以上のスクール・ガーデンができました。
2007年には、国際大会初の試みとしてヨーロッパ以外の国、メキシコ・プエブラで開催しました。開催地の選択は、協会の国際性と寛容性を象徴しています。大会に85,000人の会員の代表として全世界から414人が参加しました。

この特集記事から、大会の楽しいエネルギーや魅力的なアイディアを吸収し、着想を得てください。

 



プエブラ宣言

イタリアの協会として設立してから20年、国際協会としての設立から18年を迎えたスローフード協会は、メキシコ・プエブラ市で第5回国際大会を開催しました。
食の喜びと、人生の好ましいリズムを大切にする人々の運動として20年前に生まれたスローフードは、より大きな感性と包容力、そして見極めて行動する力を身につけてきました。私たちは、おいしく、きれいで、ただしい食の定義、その追求や促進のために、スローフードのあらゆる異なったスピリットを発展させながら、今後とも1989年のマニフェストに従って歩み始めた道を進んでゆくという約束と共に、プエブラ大会を閉会しました。
プエブラ宣言はマニフェストの哲学的な進化で、その根本原理を強調する。

I. 賢明さを取り戻す:スローフードは、種の資源や土着の人々とのコラボレーションを強く意識しながら、農業、畜産業、漁業、狩猟、収穫や食品加工に関する伝統知識の保護や復活、その活用についてさらに取り組む。知識とは、今まで獲得したことに基づいて発展してゆくものであり、自然や他の人々との関係に調和をもたらした大いなるものである。よって、そこに障壁や所有権を作ったり、疎かにしたり、その流れを止めてはいけない。

II. スローフードは、地元の料理を始めとして地元の文化や経済、知識へ注意を向けていく。すべての生物や活動は、ある地域に発生し、その場所で活力と存在意義を与えられながら進化するものである。

III. 環境と景観を危うくする「生産性」という誤った価値観に反対する。スローフードは、この地球が今を生きる私たち、そして次世代の人々にとって、唯一の生命や喜びの根源であることを忘れずに、持続性、美しさ、幸せを中心とする考え方や行動を普及啓発する。

IV. 協会の組織、プレシディオの企画、テッラ・マードレのネットワークやそこに参加する大学に至るまで、知識、企画や経験の交流を強化する。

食べ物から土へ、楽しさから公正さへ、高級な食材から日常的な買い物へ、生産物の評価から異文化の対等な評価へ、スローフードの概念は進化してきた。以上のように、1989年に始まりプエブラにやって来た49カ国414名の代表者の参加と、その意識や情熱、ファンタジーにより再確認された道のりを経て、現在に至る。




カルロ・ペトリーニ会長の挨拶I:

第5回国際大会の開会挨拶に、スローフード会長のカルロ・ペトリーニ氏がこの数年間の協会の発展について語り、現在の有力な生産機構と生産に関する誤解がもたらす環境・社会の破壊に反対するには、伝統的な知識の回復や地元経済の発展の重要性を強調しました。そうすることによってのみ持続可能な将来を作ることができます。我々の協会と直接関わっているこの挑戦に勝利するためには、寛容な心を持って夢を育てることが必要です。

閉会挨拶にはペトリーニ会長が北半球と南半球の間の知識交換を促進するに、運動における若者(学生、生産者)の役割の重要性を強調しました。スローフードの若者のネットワークがテッラ・マードレ2008年で初めて集まり、既存の生産者、シェフと研究者のネットワークに加わります。また、ペトリーニ会長が新しい副会長を3名任命しました。選任されたのはスローフードUSAのアリス・ウォーターズ(再任)、インド活動家のヴァンダナ・シーヴァと、会長の言葉を具体的に実現にするために、食科学大学のケニア人の学生であるジョン・カリウキ・ムワンギです。特に後者の任命は拍手を浴びました。

以下に挨拶からの抜粋です。

«前回の大会を経て、この4年間が意義深かったです。世界最初の食科学大学を設立し、テッラ・マードレを2回行い、おいしくてきれいで正しい(Buono, pulito e giusto)食の理念と共生産者(つまり社会とコマーシャルの影響を消極的に受けず、自分の購入や選択の結果とインパクトを積極的に考える人)の観念を強化ました。
この大会で新しい目標、戦略や組織を決定すると共に今まで運動を指導した友情、喜びや情熱を失わずに運動の発展を進める方法を考えなければならない。»

«無限発展の概念の危機を確認するべきです。この考え方は生産力を中心とする国を手本としてあげ、他の国をよく「発展が遅い」と呼びます。文明、地元経済を強化する概念に戻らなければなりません。無限の資源のようなことはありません。»

«伝統的な知識は、生物多様性を育てる腐葉土です。その知識は農業者が持っています。我々の役割は、その知識の科学性を唱え、農家に大学で講演してもらうことです。先生と同じレベルで話せるようになったら成功です。農業者の自尊心を阻むことが環境破壊の基本です。»

«運動のドアを開きましょう。食文化に積極的に参加する食意識の高い人の国際運動にしたいです。スローフードが進める哲学がエリート主義であってはいけません。努力は必要ですが、楽しくて友好的で明るく頑張ってみましょう。我々は目標を共有して入会していますが、協会はそれ以上の意味と強さを持っています。合理的なプロジェクトであっても、不合理な衝動で生きています。生命と希望の願い、人間関係の必要性、政治家の無意味な言葉。幸せで明るく生き続けなければなりません。これは現状の解毒剤となる、我々の人生と友情の基本です。»

«若者の話に感動し女性のために平等の機会を求め農業者の重要さを述べても、実現しないとその言葉は無駄に終わります。権限を新鮮な力を持つ人に渡すべきです。その人が新しい精気を与え、スローフードの方針の進化を象徴します。これからの面白くてすばらしい4年間を期待しています。南アメリカ、アフリカとアジアにおける発展とスローフードの進化を反映する実現したい新しい計画が多数あります。»

«「スローフードの会員であることは、共同組織に参加していることを意味します。だれでも自由に入会できます。これからコンヴィヴィウムの独立と柔軟性を強化しましょう。そうすればスローフードが存在している地域で地元の特性に適応して運動のメッセージが深く浸透します。20年前に始まった今歩んでいる道が、エノガストロノミーからエコガストロノミー、そして、協会の社会的な重要性を再強調しながら、これからの新しい取り組みへつながっていきます。»

«根本にずっと地域の自立と方針の統一がありますので、運動の発展については心配していません。そうさえ思えば緊張が起きません。世界中で自由に活動しますが、目標は共同ですので、独りではありません。発展が希望をもたらしますように。地球の将来のためにも同じことを祈っています。»




地域にズーム
話し合いが商業を支える


メキシコシティが位置している場所には元々は湖があって、そこでコロンブスの発見以前に、チナンパという湖上に人工の浮島をつくり耕地としたユニークな農法がありました。ソチミルコ湖に残っているチナンパがユネスコ世界遺産として登録されました。そこのチナンパの生産者組合、コンデッサ・ローマ、コンデッサ・ローマのコンヴィヴィウム、食科学大学の新卒者のカリナ・モラレス・トッレス氏と若者のネットワークの一部が、チナンパ農法の伝統的な生産物をメキシコの食卓に戻せるように首都のレストランと提携しています。既に6ヶ所のレストランがソチミルコのトウモロコシと野菜を購入している上に、生産開発に励んでいます。また、数人の生産者はレストランの需要に合わせて生産を計画し、販売不可能と思われた野菜を栽培し始めました。プロジェクト・リーダーのルイス・ジョン氏によると本当の「正しい」商業が販売者と購入者が話し合うときのみに実現できるので、都会と田舎の間の壁を越えなければなりません。チナンパを町に近づけるためにコンデッサ・ローマ区で農業者の市場を行うことを予定しています。また、地元のコンヴィヴィウムが行った試験訪問の後、数人のChinanperos(チナンパの生産者)が生産を続けながらお客さんのための教育プログラムが行えるように「チナンパ学校」を準備しています。

Luis Jhon
プロジェクトのコーディネーター  
troncho77@yahoo.com



メキシコからシュトゥットガルトへ

今年シュトゥットガルトで開催した第2回Guten Geschmacks(おいしい味)のフェアに250人の手工業的な生産者を迎えました。2008年4月3日〜6日に生産者の熱意、来場者の好奇心や食育に当てた広いエリアによって、会場が知識と情報の交換で工業化と均一化に反対する機会となりました。

イベントにヴィッラ・ヘルモサ(2007年11月に洪水に見舞われたメキシコ・タバスコ州の首都)のココアのコミュニティも参加して、災害と「Restablecimento del Agroecosistema Cacao en Tabasco (タバスコ州のココアの農・生態系の回復)」プロジェクトの話をしました。プロジェクトにスローフードとテッラ・マードレの協同組合とチョンタルパのココア生産者の共同組合を調整する「Mas para el campo」協会も協力しています。生産周期の定期を取り戻し、生産物の品質と商品化を改善するために720ヘクタールを使っています。

ドイツのフェアのプログラムにパネルディスカッション、味覚のワークショップや夕食などの面白いイベントも含まれていました。特に幼稚園、学校と家族における食事を中心としています。子どもが「誰でも料理できる」と言う「レミーのおいしいレストラン」のモットーで料理コンテストに取り組むこともできました。

詳しい情報はwww.slowfood-messe.de

Alma Rosa Garces Medina
ヴィッラ・ヘルモサのチョコレート・有機カカオの生産者の責任者
atcovillahermosa@yahoo.com.mx



食の起源への旅 − テッラ・マードレ、サローネ・デル・グスト2008年

サローネ・デル・グストテッラ・マードレ(イタリア・トリノ 10月23日〜27日日開催)が今年一大イベントとして登場します。魂が別であっても緊密に繋がっています。
2008年のテーマは「食の起源への旅」です。絵にするのであれば、木の形になります。サローネを代表する実(お皿)がたくさんなっている木枝からテッラ・マードレを代表する根と土まで。
その旅は「徳の道」で実現されています。数行程に分かれているこの「おいしい、きれい、正しい」食品への進路はサローネで始まり、プレシディオに通じています。今年初めてプレシディオが「オーヴァル」博覧会場(テッラ・マードレの会場)で出展します。

また、2008年5月17日〜18日にミッドルブルクで「テッラ・マードレ・オランダ」 を、9月4日〜7日にウォーターフォードで「テッラ・マードレ・アイルランド」を開催します。
ドナルド・リーン氏によって最近設立されたウォーターフォード工業学校のコンヴィヴィウム のコンヴィヴィウムもイベントに協力します。初めて工業学校で設立されたこのコンヴィヴィウムはもう若者のネットワークに入っていて、味覚教育や食の喜びを紹介するイベントを行うこととテッラ・マードレ・アイルランド2008年の準備を手伝うことを目標としています。その際、学生が食品政策をテーマにする開会講演の準備に協力して、4日間イベントに参加します。

詳しい情報はwww.terramadreireland.com

Donald Lehane:
lehane@iol.ie




市場が平和の種をまく

レバノン人のダナ・グッサイニ氏とイスラエル人のミカル・アンスキー氏が「土の市場」の国際ネットワークの開会式で出会いました。2人とも自国で活動していて、これからの相互協力を楽しみにしているそうです。スローフード・ベイルートの代表者とレバノンの土の市場のコーディネーターであるダーナ氏は、会で市場のプロジュエクトを紹介しました。フード・ジャーナリストと食科学大学のマスターコースの学生であるミカル氏は、5月2日から週1回テルアビブで行われる初めての農家マーケットの発起人の1人です。
ダナ氏とミカル氏が全世界の農家マーケットとスローフード運動を代表する70人と共に3月にイタリアで会いました。「土の市場」という新しいスローフードのプロジェクトが農家マーケットの特別な制度を作りました。各市場は地域の状態に合わせられる共有の規則があります。代表者がトスカーナ州・モンテヴァルキで3年前開始された世界の最初の土の市場を見学し、レバノンとマリの実験プロジュエクトの経験を聞きました。これから土の市場のネットワークに参加する予定であるアメリカとイギリスの農家も自分の体験を語りました。

詳しい情報は info@mercatidellaterra.it



捨ててはいけない

ニコル・スツルゼンベルゲル氏がオリーブオイル生産の廃棄物のエネルギー化についての卒業論文でイタリア・コロルノ食科学大学の食文化マスターコースを卒業しました。現在カリフォルニア大学で働いて「オリーブ・センター」と「ロバート・モンダヴィ・スクール・ガーデン」でも働いています。キャンパスの木でオリーブオイルを生産しています。「これからオリーブの実の種をエネルギーの生産に用いる予定です。」とニコル氏は語っています。
Nニコル氏の目標は、2020年までに大学の環境への影響をゼロにすることです。

Nicole Sturzenberger
Robert Mondavi Institute Garden
ndsturzenberger@ucdavis.edu




山の魅力

クールポトゥール のコンヴィヴィウムが6月17〜18日にフランス・ガプで山の生産物と味のフェアを開催します。「 Savoirs et saveurs de montagne 」がテロワールの祭り、味覚の学校、将来の意見交換会で、西部アルプスにおけるたった1つのイベントです。
予定している活動は:
- フランスとイタリアの山の生産物を展示する味のマーケット。そこに地元の自然公園、共同購入グループが参加します。
- 生産者と調理人が行う味のワークショップ
- 来場者に簡単で品質のいい食べ物の作り方を紹介する「スローに食べる」コーナー。
このイベントはヨーロッパ連合が融資した「山の地域と味のツアー」という州間プロジェクトの最後となります。予想来場者は1,500人です。

Rostain Philippe
クールポトゥールのコンヴィヴィウム・リーダー
philippe@slowfood.fr



カナダのおいしい食べ物の冒険

ポール・フィンクルスタイン氏が7年前ストラトフォードのNothwestem Secondary Schoolで教師として働き始めました。学校には相変わらず複数の自動販売機と高カロリーのメニューを出す食堂がありました。数年をかけてポール氏が食育、スクール・ガーデン、夕食やツアーに取り組んで、肥満などの若者の疾患の撲滅のために奮闘しています。新鮮な食材で料理を作らせたり新しい材料を食べさせたり、各々の味覚を成長させ本当の食べ物の意味を教えます。
A以上を目標にポール氏と彼の学生が運営している「 Screaming Avocado Cafè 」が学校でオープンしました。そこで学生が作るヘルシーなメニューのみが提供されます。
カフェは、各年度200人の学生に地元と旬の食べ物を紹介するもっと広い食育のプログラムの部分です。スローフードが促進する交流のプロジェクトで学生がカナダと日本に旅行し、異文化の学生と交流できました。

Paul Finkelstein
paulfink@fc.amdsb.ca



スローフード・オン・フィルム

イタリア・ボローニャ市の「Manifattura delle Arti」区全体が5日間をかけてスローフードとボローニャ私立フィルム・ライブラリーが準備した画像と食のイベントのエネルギーを受け、映画とテレビを通じて食に関する国際討論を始めます。5月7〜11日に行われるスローフード・オン・フィルムで市の映画館で朝から夜まで映写され、映画からヒントを得ている食べ物とワインが出されます。
に4つのコンテストがあります。ショート・コンテスト(短編フィックション映画)、ドキュメンタリー・コンテスト、ベスト・フード・映画とゴルド・カタツムリ(ベスト・フード・シリーズ、意識が高く文化的なレベルの高いガストロノミーのイメージを与えるシリーズ)

プログラムはwww.slowfoodonfilm.com
ホームページでスローフードの会員が割引でイベントを予約できます。

 

 


  社説

会員の皆様

こちらは、毎月届く電子ニュースレターの創刊号です。

本紙では、我々の運動が語られています。キアパスからモンゴルの大草原、ドイツの食卓からサンフランシスコの農家の市場(Farmers market)まで。スローフードがどのように理解・体験・実行されているか。おいしい、きれい、ただしい(Buono, pulito e giusto)食べ物の場所・方法や時間、それに関わる考え方について紹介しています。

いよいよ、多様で楽しくて寛容で、そして相互に開かれたネットワークの反映として、6ヶ国語で発行します。現在は、イタリア・ブラにある歴史的な本部で編集していますが、今後徐々に各々が地元で体験したガストロノミー的、知的、または感情的な「楽しさ」が、外の声として語られるのを希望しています。パリのカフェからグアテマラのコーヒー畑で取り組んでいる世界中のコンヴィヴィウムの交流、キャンペーン、事業を紹介できる手段にしたいです。
また、スローフード・タイムズは食の起源への旅です。それは哲学的な旅(知識や意見の交換、皿から土までの考え)も具体的な旅(会員による生産者の訪問、コミュニティのサローネ・デル・グストとテッラ・マードレへの参加、 コンィヴィウム・リーダーがメキシコで得た知識や感情を自国へ持ち帰る旅)も含みます。

メキシコ・プエブラで開催した国際大会は、我々の協会として重要なイベントでした。これまでの道をまとめて、今後の活動方針を検討しそれぞれの行動に共通の意味を与える新しいビジョンを描いたからです。以上の理由で、スローフード・タイムズの創刊号には、メキシコについて書くことにしました。今回の特集記事は、食との関係とその楽しみ方を養い、多様性と相違に敬意を表す交流のための最初の一歩です。今後ますますスローフードのネットワークが発展するよう、皆さんの協力をお願いします!

では、楽しい旅を。スローに。

パオロ・ディ・クローチェ
スローフード国際事務局長


 




今月の言葉


  最初は“スローフード”という言葉だけが先行し、流行言葉に乗ろうとする人たちが 多かったが、現在は運動の本質を追及しようとする、意識が高く積極的な会員によって日本の運動は支えられています。いま日本は、国際サローネやテッラ・マードレ・アジアの開催など、新たな展開をスタートさせたことによって重要な転換期を迎えています。私たちの国はメキシコのように食文化が豊富で、本来はスローフードな国でしたが、経済発展が伝統を破壊して、日本はフードマイレージ世界一の大量消費国になってしまいました。いま地球の食料問題を考えた時、消費大国日本が変わらなければいけないと思っています。そのためにも、このスローフード運動を日本の中で広げることが、ひいては世界の食生産事情にも影響を及ぼし、変化していけると確信しています。  
     
  スローフードジャパン
会長 若生 裕俊
 




  現在の問題のために広い解決を考えなければなりません。その解決は教育にあります。学校は子どもとふれあい、食卓の文化を教えられるたった1つの場所です。エコ・ガストロノミーを幼稚園から大学までのプログラムに含むべきです。  
     
  スローフード 国際副会長
アリス・ウォーターズ
 




  レバノンへの旅は食の立場からも特に面白いです。旬につながれている豊かな食文化を持っています。私たちレバノン人にとって、食べ物はもてなしと友情の道具です。この難しい時期の中でもベイルートで農家の市場の支援に励んでいて、学校と大学で食育のプロジェクトを始めました。  
     
  スローフード・レバノン コンヴィヴィウム・リーダー
バーバラ マッサード
 




  ベラルーシでkolkozが主な生産者です。しかし、肥えた土地と機械を持っているのにソビエトの規則が農業を統制しているので能率は悪いです。スローフードのネットワークに入って期待しているのは量ではなく、高品質を目指し、地元の食品と品種を復活させ、現状を変えることです。この道をもう踏み込んでいる人との交流が必要です。  
     
  ベラルーシのスローフードと
テッラ・マードレコーディネーター
イゴル ダニロフ
 




  20前スローフードが生産物に集中していました。そして、テッラ・マードレで生産物に人間の顔を与えました。北半球でも南半球でも農家の文化は危機的な状況にあります。スイスのような農家文化の深い国には農家の数千人が自分の生活をやめてお金と幸せを与えない奇想を追います。農業に取り組む人に尊敬と満足感を再度与えるスローフードの活動が重要です。  
     
  スローフード・スイス 会長
ラファエル ペレス
 




  コンヴィヴィウムはスローの理念の成長に合わせて変わりました。今はレストランだけではなく、学校、図書館や事務所の食卓で取り組んでいます。コンヴィヴィウムの新しい目標は意識のある人間の育成です。  
     
  スローフード・イタリア ガバナー
マルコ ブロジョッティ
 
 
 
  作成:スローフード国際本部 コミュニケーション部
 Elisa Marenco: e.marenco@slowfood.com -  Michèle Mesmain: m.mesmain@slowfood.com
協会に関するお問い合わせはサービスセンターまでご連絡下さい: servicecentre@slowfood.com